雑記

のびのび学べる環境を

考える力

人生は何をするにしても

* なぜこうなるのか

* どうしたらもっとよくなるのか

を繰り返し続けていくことが大切だと思っています。

 

子どもたちを教えるにあたっても

どうしたら前向きに取り組んでもらえるのか

どうしたら少しでも物事を覚えやすくできるのか

考え続け、都度アイデアを形にしていますが、なかなか難しいものです。

 

子どもたちにも、常に考えることを学んでほしい、と思いながら指導しています。

 

時間と効果

長い時間勉強すればいいのか、というと、勉強の仕方によります。

 

マッサージに例えてみると

1時間マッサージしても1日後に痛みが戻るマッサージ

20分マッサージしただけで、痛みが完全に治るマッサージ

どっちがいいかというと、やはり後者です。

 

勉強も理解するコツ、覚えるコツというのがあります。

コツを理解し、それを自力で反復練習する、と1時間受け身でいるより確実に短時間で身につきます。

このコツをわかりやすく自分のものにできるように心がけています。

 

具体的に

テニスを習い始めました。

気づいたのが、私はインストラクターの言われたようにやっているつもりでも、インストラクターからはそう見えていない、ということ。

うーん、と難しそうな顔で見られています。

 

子供たちが字がきれいに書けないとき、というのもそういうことなのかも

と、そこで初めて気が付きました。

テニスのコーチに、ここで肘をまげて、肘の高さはこのくらいでとめて、と言われたことを思い出しながら

  • ここからスタート、このくらいの長さをこっちの向きに書くといいよ
  • はい、そこでとめる、次はここからね

と、言いながら書いてもらったら、ぐっときれいになりました!

 

認める

子供がやり終えたワークシートにはたくさん間違いがあります。

間違いと一口に言っても、そうきたか!と思うほどバラエティに富んでいますが。

 

  • 書く場所を間違えた
  • 数字をひっくり返してしまった
  • 写し間違えた
  • やり方がわからなかった
  • 問題を勘違いした

 

なるべく、間違えた理由をみつけて、できたところまでを認めるようにしています。

 

  • 答えはあっているよ。違うところに書いちゃったね。
  • やり方はあっているよ、もう一回、本当にこの答えになるか、やってみてね。
  • やり方がわかりにくいのに、よくチャレンジしてくれたね。
  • こういうふうに考えたんだね。よく考えたね。じゃあ、こういう考え方はどうかな。

 

間違いだらけ~ って悲しそうな顔をする子にも、こういう伝え方をすると、安心するようです。

 

目標を明確に

ある会社でプログラマーをしていますが、とても働きやすいのです。

誰のためにどんなものを作り続けているのかが常に明確になっているからです。

 

目標をしっかり持ち、現状を正確につかむことで、次に何をしなければいけないか、自然と道筋が見えてきます。

 

子供たちに教えるときの目標は、例えば

  • 日本語 - 10年生になったときに、VCE の日本語を無理なく学習できるようにする
  • 数学 - 小学校で分数の四則演算ができるようにする、10年生までに二次方程式を解けるようにする

という感じで、1人1人に対して持っています。

現在のレベルからその目標が遠く見えても、見えてさえいれば、次に何を教えてあげたら目標に近づけるかがわかるのです。