雑記

のびのび学べる環境を

算数・数学のレベル

「学校で〇年生レベルだといわれました。」

「今、〇年生レベルでしょう?」

この「レベル」という概念が私たちにはとても難しいです。

日本とオーストラリアで教える内容・順序がまず違います。

そしてのびっこでは、各生徒さんの理解の性質・性格・日本語力に合わせて、順序を変えます。

小・中学校の算数・数学は、今後のさまざまな学習・生活の土台となるものであり、遅かれ早かれ定着させなければいけないものです。

一人一人に各自のペースでできるだけ多くの大切な概念が定着するようにすすめているので「レベル」に当てはめるのがとても難しいのです。

 

「楽しい」のパワー

嬉しいことに、のびっこに通い始めてくださった方の保護者の方々の多くが「楽しいみたいなんです。」と言ってくださいます。

確かに、そういう子たちは「むずかしい~・わすれた~」といいながらも、楽しそうにチャレンジします。

 

こういうときの、わかろう、覚えようとするパワーが本当にすごい。

先週できなかったこと・覚えていなかったことが、どんどんできるようになります。

そしてそれがご家庭や学校で認められることで、もっと難しいことにも前向きになれるようです。

 

考える力

人生は何をするにしても

* なぜこうなるのか

* どうしたらもっとよくなるのか

を繰り返し続けていくことが大切だと思っています。

 

子どもたちを教えるにあたっても

どうしたら前向きに取り組んでもらえるのか

どうしたら少しでも物事を覚えやすくできるのか

考え続け、都度アイデアを形にしていますが、なかなか難しいものです。

 

子どもたちにも、常に考えることを学んでほしい、と思いながら指導しています。

 

時間と効果

長い時間勉強すればいいのか、というと、勉強の仕方によります。

 

マッサージに例えてみると

1時間マッサージしても1日後に痛みが戻るマッサージ

20分マッサージしただけで、痛みが完全に治るマッサージ

どっちがいいかというと、やはり後者です。

 

勉強も理解するコツ、覚えるコツというのがあります。

コツを理解し、それを自力で反復練習する、と1時間受け身でいるより確実に短時間で身につきます。

このコツをわかりやすく自分のものにできるように心がけています。

 

具体的に

テニスを習い始めました。

気づいたのが、私はインストラクターの言われたようにやっているつもりでも、インストラクターからはそう見えていない、ということ。

うーん、と難しそうな顔で見られています。

 

子供たちが字がきれいに書けないとき、というのもそういうことなのかも

と、そこで初めて気が付きました。

テニスのコーチに、ここで肘をまげて、肘の高さはこのくらいでとめて、と言われたことを思い出しながら

  • ここからスタート、このくらいの長さをこっちの向きに書くといいよ
  • はい、そこでとめる、次はここからね

と、言いながら書いてもらったら、ぐっときれいになりました!